F1を中継するスポーツ専門放送局「スカイ」が、性差別発言を行ったとして解説者2人に停職処分をくだした。

 スカイではスペイン・グランプリ(GP)の中継で解説を務めたマーティン・ブランドル氏がアルファロメオの周冠宇を侮蔑用語にあたる「チャイナマン」と呼んで大騒動に。中国共産党系列紙「環球時報」からの抗議を受けて謝罪する事態になった。

 さらに同GPで別の不祥事も起きていた。英紙「エクスプレス」は「スカイスポーツが生中継での性差別的発言を受けて、F1解説者2人を一時的に停職処分にした」と報じた。
 
 同紙によると、処分を受けたのは同局のイタリアでの番組を担当するマテオ・ボッビ氏とダビデ・バルセッキ氏。2人は中継の中で女性リポーターに向けて性差別的なジョークを何度も浴びせたという。

 被害を受けた女性リポーターはその場で不快感をあらわにしながら「この2人とのやり取りの代わりに、他のインタビューを見てもいいですか」と話題をそらせようとした。しかしその後も2人は繰り返し性差別発言を行ったようだ。

 番組終了後に2人はすぐに謝罪。バルセッキ氏は自身のSNSで「日曜のレース後、悪趣味なジョークの応酬に陥り、不適切で失礼な言葉を使ってしまい、本当に申し訳ありませんでした。気分を害した人たち、女性たち、そしてスカイに謝罪したい」。ボッビ氏も「意図したわけではなかったが、一部の人々の感性を傷つける不快な瞬間を生み出してしまった。私は決して失礼な人間ではないが、すべての人々、そして特に私の隣にいる美しい女性をはじめとする女性たちに対して、全面的かつ深い敬意を表明することで気分を害された方々に心よりおわび申し上げます」とした。

 不祥事続きのスカイのF1中継は改善されるのか。