【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。

【お悩み】ここ数年、スッキリ起きられた日がほとんどありません。寝付きは悪くないんですが、何かやれることはありますか?(40代男性)

【アドバイス】睡眠環境を見直し、就寝前に軽く体を動かしてみてください。

【解説】IT企業に勤める男性はコロナ禍以降、自宅勤務が増えてからは寝起きの悪さに悩まれていました。生活リズムが不規則となったため、疲れやすくなった気がするとのこと。

 寝起きがすぐれない要因は主に2つあり、まずひとつは運動不足です。

 運動不足だと血流が安定しないので、就寝してもなかなか疲れも取れません。疲れは肉体だけではなく、スマホやパソコン作業等によって脳も疲労するため、男性には疲れたなと感じている時ほど、就寝する数時間前の夜散歩やストレッチで体を軽く動かすことをすすめました。

 近所を10分ほど歩く、もしくはお風呂上がりにテレビを見ながら10分程度のストレッチを行う。それだけでも血流が整った状態で就寝することができます。

 もうひとつは就寝環境の見直しです。自分の体、もしくは季節に合っていない寝具を使っている人は意外と多く、とくにご年配の方は寝具の重さで寝苦しくなっている傾向があります。

 寝具選びは、左右の寝返りがスムーズにできる重さかどうかが基準です。寝返りがスムーズにできないほどの重い寝具では、汗をかきすぎて脱水症状になってしまう危険性もあります。

 仕事着や部屋着のまま、ソファ等で寝てしまう方もいますが、これも疲れの取れない要因のひとつです。日中に着ていた服には汗や皮脂が付いているので、そのまま就寝してしまうと吸水性も良くない状態です。

 就寝時には、吸水性や撥水性のいいパジャマや寝間着等に着替えることもポイントです。素材は綿やシルクといった天然繊維が好ましく、サラサラした心地のいい状態で体を休めることができるので、すっきりとした起床が期待できるでしょう。