待望の貯金生活だ。巨人は21日の中日戦(東京ドーム)に5―2で競り勝ち、今季初の5連勝でリーグ3位に浮上した。育成出身右腕・松井颯(22)がプロ初登板初先発初勝利。その快挙を後押ししたのは、主砲・岡本和真内野手(26)のひと振りだった。4試合ぶりとなる7号2ランで引導を渡したが、好調を維持する今季の〝珍ファッション〟の真相に迫ってみると――。
新星の誕生に本拠地が沸いた。育成ドラフト1位で入団したルーキーは3回まで完全投球。最速151キロを計測し、5回2安打無失点の好投でプロ初勝利をマークした。育成出身の新人が初登板で初勝利を挙げるのは球団でもリーグでも初で、2018年のソフトバンク・大竹(現阪神)以来、NPB史上2人目だった。
そんな快挙と、46日ぶりの貯金生活に導いた立役者が岡本和だ。1点差に迫られた7回、清水の151キロ直球をバックスクリーン右へトドメの一発。本人は「いい追加点になって良かった。根性100%」なるナゾのコメントを残しつつ、8回には一塁守備で横っ飛びも決めて攻守で躍動した。
原監督は今季の主砲の打撃について「僕の中ではまだ波はあると思っているんだけどね」とさらなる高みを求めるが、昨季までのような大きなスランプがないのも特徴の一つ。開幕3戦目以降は常に打率3割以上で、この日を終えて3割3厘、7本塁打、21打点の好成績だ。18年から4番に定着して6年目。独特な間合いやボキャブラリーセンスはすっかりファンにも浸透し、つかみどころのない〝すっとぼけキャラ〟も板についてきた。
そして、好調の今季は何の脈絡もなさそうな〝ファッション〟にもひそかな注目が集まっている。それはユニホームのソックスを前触れもなく上げたり下げたり…。チーム関係者も「和真のアレは何なんだろうね? 気分転換!?」と目をパチクリさせていた。
ちなみに、開幕からはソックスを下げたオーソドックススタイルだったが、4月16日の中日戦(バンテリン)からソックスを上げるオールドスタイルに。そして唐突に5月7日の中日戦(東京ドーム)でオーソドックスに戻したかと思えば、1試合でやめて同9日から現在までオールドスタイルとなっている。
何か〝法則〟でもあるのか。一応、本人を直撃してみると「特に理由はないですよ。上げてみようかなあくらい。テキトー」と笑いながら去って行った…。
結局のところ、特に意味はないようだが、岡本和の自由人ぶりに拍車がかかるのは、それだけ精神状態が安定しているからこそだろう。さらなる上位進出へ背番号25の活躍は欠かせない。














