遅ればせながら、快音で〝開幕〟だ。広島は19日の阪神戦(甲子園)に10―7で粘り勝ち。プロ5年目・林晃汰内野手(22)は、新井貴浩監督(46)のスタメン起用に応えた。

 この日昇格したばかりの林は「6番・三塁」で先発メンバー入り。「絶対ガンガン行ってやろうと思っていました」と1打席目から、結果を残した。

 阪神・青柳を攻めた初回一死一、三塁で、ツーシームをしぶとく運ぶチーム3得点目の右前タイムリー。今季初打席での初安打初打点で勢いに乗り、8回一死三塁の好機でも遊撃への野選となる内野ゴロでさらにもう1打点を稼ぎ出した。

 2021年には一軍で10本塁打、40打点と頭角を現した男も、昨季は状態が上がらず一軍出場はなし。巻き返しを誓っての5年目で、ようやく回ってきたアピール機会だっただけに「長かったですね。もうずっと(一軍に)上がるって気持ちでやってきたので、うまくいって良かったです」と表情を崩した。

 あらかじめこのタイミングでの昇格、スタメン起用を考えていたという新井監督も「打席での攻撃的な姿というのは、すごく良かった」と、期待の和製大砲の成長を感じとっていた。