ウコンというとまずドリンクを思い浮かべるが、実は、それ以外にもウコンを料理やお茶などで取る方法もある。ウコンは、どのように摂取すれば効果的なのか、専門家に聞いた。

最も手軽でメジャーなのはカレー
最も手軽でメジャーなのはカレー

【ドリンクでなくてもカレーで手軽に】

 簡単にウコンを取れるのはドリンク剤だ。どこのドラッグストアでもコンビニでも売っているが、近年は続々と新製品が登場している。

 ウコンが最初にブームになったのは1998年前後とされる。沖縄人気で注目されて、さまざまなウコン商品が登場した。その後、人気になったのが「ウコンの力」(ハウスウェルネスフーズ)、「ヘパリーゼ」(ゼリア新薬工業)などのドリンク剤だ。主として二日酔い対策、肝機能対策で注目されて、その他にもサントリー食品インターナショナル、日本コカ・コーラ、キリンビバレッジ、佐藤製薬などからもウコン製品が出されている。

 つまりウコンは、それだけ人気のドリンクということだろう。これに対し、「ウコンを食事で取れない人はサプリやドリンク剤などでもいいのですが、ウコンは簡単に料理、お茶など自然な形で取ることもできます」とアドバイスするのが東洋医学と栄養学を専門にする医学博士の大内晃一・東京医療学院大学講師である。

 最も手軽なのはカレーだという。カレーに欠かせないスパイスであるターメリックとは秋ウコンのことなのである。

「クルクミンを豊富に含むターメリックなどのスパイスをたくさん使うカレーをよく食べるインドでは、加齢などによる脳神経細胞の損傷を防いでくれる働きによってアルツハイマー病の患者さんが少ないとされます」

ラテにするのもオススメ
ラテにするのもオススメ

【お茶でもラテでもOK】

 ターメリックは香辛料としてスーパーなどで簡単に入手でき、先週の本欄で説明したような抗酸化作用のあるスーパーフードとして世界中で愛用されている。カレーに入れるだけでなく、さまざまな形で食事としてターメリックを取ることができ、日本では、たくあんの色を付けるのにもターメリックが使われてきた。

 カレー以外でもターメリックは手軽に使える。料理のスパイスとして粉末のものをそのまま入れればよい。特にスープ類に入れると相性がよく、スープの味を引き立てる。ショウガを使用するような感覚で炒め物や煮物などに加えるのもよい。

 お茶として飲むこともできる。その場合は、ターメリックにそのまま熱湯を入れ5分ほど待つ。

 さらには、ターメリック・ラテもインフルエンザなどの感染症や老化防止に効果があるとして人気になっている。牛乳か植物性ミルクにターメリック、生姜、シナモンなどを入れ、かき混ぜながら温める。

 このほかにもウコンにはクルクミンの機能を活用した膝などの関節の抗炎症サプリメントの開発が進められているとの報道もあり、中高年の健康をアシストする食材としてまた別の角度から着目される可能性もある。