【赤坂英一 赤ペン!!】ロッテ・佐々木朗希(21)が真のエースに脱皮できるかどうか、今がひとつの正念場だ。5日のソフトバンク戦は右中指にマメができたため、5回89球で降板。吉井監督は佐々木朗を先発ローテから外し、次回登板の時期を慎重に見極めている。
「去年もマメができて、無理して1か月休んでるので、次回の予定は立てません。(マメの痕に)皮膚が生えてくるのに、どれくらいかかるか」
吉井監督がそう指摘したのは、昨年7月1日の楽天戦のこと。マメから出血するまで投げ続け、2安打無失点も自己最短の4回で降板となった。
佐々木朗にとってマメは厄介な“持病”のようなもの。大船渡高3年時には高校日本代表として臨んだ大学日本代表戦、U18W杯韓国戦でもマメができて、どちらも先発した初回に降板した。
昨季はマメが完治し、佐々木朗が復帰できたのは1か月後の8月3日の楽天戦だった。が、8安打5失点で負け投手となり、続くソフトバンク戦も5安打2失点で2連敗である。
そこで当時の井口監督は、佐々木朗の登板間隔を延長。9勝目を挙げた9月14日の日本ハム戦は中11日、さらには節目の10勝目に備えて一度登録抹消し、2試合連続で中11日空けている。
しかし、昨季最終登板となった9月26日のソフトバンク戦は2安打1失点に抑えたものの、勝ち星はつかず。当時の元チーム関係者はこう指摘している。
「朗希は、初回に周東の投ゴロを一塁悪送球した時から浮足立っているように見えた。5回先頭の三森に死球を与えて、二盗、三盗を決められた後に牧原大への暴投と、独り相撲で先制点を献上している。許した盗塁も計4個と、ソフトバンクの揺さぶりに対応できていなかった。あれでは、どんなにスピードが速くても、まだまだロッテのエースとは言えません」
今の佐々木朗に必要なのは窮地でも粘れるメンタルタフネスだ。それは吉井監督も承知の上なのだろう、佐々木朗が2勝目を挙げた4月14日のオリックス戦では6回一死二、三塁、7回無死一塁と自ら招いたピンチであえて続投させている。
「朗希はエースになってもらわなくちゃいけないから。予定より球数オーバー(105球)しても苦しいところを経験させたかった。もうフォークも浮いてたけど、自分で集中して、できることをしっかりやれていた。またひとつ、レベルが上がったんじゃないかな」
マメが治ったら、次回登板ではさらなるレベルアップを期待したい。










