卓球の全日本王者・戸上隼輔(21=明治大)は〝攻めの姿勢〟で、世界の強者たちに殴り込む。

 20日に開幕する世界選手権(南アフリカ・ダーバン)を前に、男女の日本代表が12日に都内で練習を公開。戸上は1月の全日本選手権シングルスで2連覇を達成し、5月6、7日に行われた全農カップ平塚大会では張本智和(19=智和企画)を下して優勝。パリ五輪の選考ランキングで張本に次ぐ2位につける期待の星は「シングルスも、ダブルスも金メダルを目指して頑張りたい」と意気込みを示した。

 卓球界一の〝プロレスファン〟としても知られている戸上は、記者会見時にはもはや恒例行事となった燃える闘魂〟アントニオ猪木さん(享年79)の名フレーズ「みなさん、元気ですかー」を披露。さまざま場面でプロレスをPRしている。「自分の趣味で楽しんでいるところをイメージとして持ってもらえるのがうれしい。取材のときもプロレスの話ができるのは幸せ」と声を弾ませた。

 好きなプロレスラーは新日本プロレスのエース・棚橋弘至(46)だ。かつての本紙インタビューでは「やっぱり正義のヒーローじゃないですか」と笑顔で話していた。この日も「小学生のころからずっとプロレスを見ていて、ファンの方を大事にされているし、何よりずっとエースでやってきて、その背中というのは、小学生のときの自分には大きかった。自分の目指す人物像だなと思って好きになった」と思いを存分に語った。

 猪木さんが提唱した〝ストロングスタイル〟は、自身の卓球像に通ずるモノがある。「卓球で言うと〝攻撃こそ最大の防御〟が一番しっくりくる。僕もストロングスタイルみたいにいきたい」とニヤリ。プロレス愛を表彰台のテッペンで叫ぶことはできるか。