MLB公式サイトは9日(日本時間10日)にア・リーグの週間MVPに輝いたレッドソックスの吉田正尚外野手(29)の特集記事を掲載した。「ヨシダは本物か?先進的な数字(成績)が示しているのはこれだ」と題して様々なデータ、証言を基に分析している。

 吉田が4試合欠場後の4月20日(同21日)以降に出場した16試合全てで安打を放ち、打率4割3分8厘、5本塁打と爆発。記事ではこの間に放った28安打、48塁打がいずれもメジャートップと指摘。さらにはレッドソックス打線が今季1試合平均5・8得点でメジャー3位につけている要因として「吉田の好転」を挙げた。

 好転の要因はコーチとの二人三脚で取り組んだ打撃フォームの修正。吉田は「特に右足を少し下げたところ、ボールが見やすくなる。スイングに関しては何も変えていない」と、スタンスを少しオープンに変えたことを説明した。

 ピート・ファッシー打撃コーチは「最もインパクトのあることといえば、速度(のある球)を打てる技術があることだと思う」と分析している。吉田は実際、最低95マイル(約153キロ)の投球に対し、打率4割3分5厘、長打率7割3分9厘をマーク。同条件に該当する96人の中でトップ10に入るという。

 開幕当初はチェンジアップやツーシーム、スライダーなどの球種をはじめ、メジャー投手の投球に苦戦していたが、1か月ほどで対応。日本時代と同様に三振や空振りが少なく、ボールを冷静に見極め、最初のスイングで仕留め、強くコンタクトする確率が高くなってきた。8日(同9日)時点でア・リーグ5位の打率3割2分1厘、同25位タイの6本塁打、同12位タイの24打点。早いのは百も承知だが、新人王、首位打者を期待してしまう。