元K―1の世界3階級制覇王者・武尊(31)が9日、シンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」に参戦することを正式に発表した。
ONEのチャトリ・シットヨートンCEOと共に都内で会見した武尊は「この度ONEチャンピオンシップと契約させていただきました」と表明。独占複数試合契約を結んだ理由について「僕の現役のキャリアも最終章に入っているかと思うんですけど、今が一番強いと思っているし、その一番強い時期に世界に挑戦したいと思った。このタイミングで世界最強の選手が集まっているONEで戦いたい気持ちがあった」と説明した。
日本の格闘技を背負ってONEに乗り込むとして「日本代表としてONEに殴り込もうとしているし、K―1チャンピオンだった誇りもある」と早くも闘志をみなぎらせる。その上で「僕が活躍することでK―1やほかの団体の選手が注目されたら。前から言っている通り『日本対世界』の対抗戦をやりたいので、ONEへの参戦がきっかけでそういう大会につながっていけばいいかと思います」と意気込み。そんな夢の〝対抗戦〟実現に向け「僕がONEと契約したことで、その(団体間の)壁が壊れるんじゃないかという思いがある。1つの団体と契約しているとほかの団体に出られないとかはあるんですけど、次にONEが日本でやる時は、ほかの団体の選手が出場してONEと戦えるような環境をチャトリさんと話して作ってもらおうかなと思います」と拳を握った。
ONEでの試合の前に格闘技イベント「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ)で英国の強豪ベイリー・サグデンとのISKA61キロ級王座決定戦を行い1年ぶりにリング復帰を果たすことが決定済み。武尊は「試合まで2か月を切って、先月アメリカ合宿も終えてコンディションも上がってきている。去年手術したところも試合に影響でないところまで仕上がってきているので、最後しっかり集中して最高の体を作りたいと思います。順調です」と充実の表情を浮かべた。
一方、大型契約を成立させたチャトリCEOは「この瞬間こそ日本格闘技最大の出来事だと思う」と興奮気味。あまりの興奮に「真実を言うなら、日本の王者は日本で試合をすると採点が甘くなることが多々あったと思う。ロッタンVS(那須川)天心は天心が勝ったことになっているが、実際に天心が勝ったと思っている人はどれだけいるでしょうか」と話題が〝脱線〟してしまう一幕もあった。
チャトリCEOは武尊に日本国外での活躍を期待しつつ「武尊はガッツを持っている。ベスト・オブ・ベスト。日本の新しい歴史を作る。応援してください」と日本語で熱く訴えた。












