フィギュアスケート男子で〝4回転の神〟と称される米国代表イリア・マリニン(18)が同性愛者を差別する発言を行った問題に関して、1988年カルガリー五輪金メダリストのブライアン・ボイタノ氏(59)が〝擁護〟した。
今回の騒動ではマリニンがインスタライブで「僕の演技構成点(PCS)が上がらないのは、ゲイじゃないからだ。ゲイのふりをしないと」などとフィギュアスケート界を侮辱して非難の的に。その後の謝罪でも「ライブでの発言はジョークだ。10代の振る舞いを心から謝罪する」などと〝言い訳〟したことで、さらに騒動が拡大してしまった。
ついに全米フィギュアスケート協会が感受性を養うための特別トレーニングへの参加を要請するなど事態の収束が見えない中、矢面に立つマリニンをかばう人物が現れた。過去に自身が同性愛者であることをカミングアウトしたレジェンドのボイタノ氏だ。
米紙「USAトゥデー」によると、ボイタノ氏はマリニンの問題を受けて「私は彼のような年齢のときに同性愛者であると言ったことがある。もしその頃、私たちがSNSで生放送をしていたらどうなっていただろうか」と語った上でこう続ける。「選手はスケーティングやジャンプ、スコアについて質問されることを予想している。おそらく彼は他の質問を受ける準備ができておらず、自分の考えを整理することができなかったのだ。そうすると、何か間違ったことを言う可能性がある。アスリートは競技に集中しており、自分自身を表現するための最善の方法を常に知っているとは限らないんだ」。アスリートが競技外のことに関して話すと、時に間違った発言をすることは誰にでもあるというわけだ。
ボイタノ氏は不適切な発言をした後の対処にも言及。「こうした場合、考える時間を経てから説明する機会を与える必要がある。人々はSNSで何か腹を立てるが、スポーツではすべてがより複雑なものだ。これを理解する必要がある」とマリニンに批判を浴びせるファンをいさめた。
マリニンによる差別発言の〝被害者〟の一人とも言えるボイタノ氏が擁護したことで、騒動が沈静化へ向かうか。












