コロンビアの有名モデルのヴァレンティーナ・ルエダ・ベレスがプライベートジェットから“史上最高のUFO映像”を撮影し、SNSにアップした。これをめぐっては、意外な展開となったが――それにしても鮮明すぎる映像に、UFOマニア界が騒いでいる。
4月4日、プライベートジェットで旅行に出たベレスがコロンビア上空を飛行中に窓から外を眺めていたところ、前方の雲の中に何か奇妙な物体を見つけ、撮影したものだという。ベレスは「飛んだ。見た。エイリアンよ」とキャプションをつけて、ティックトックに十数秒の動画をアップした。インスタグラムにも上げた。
動画では、窓のそばを超高速でその奇妙なものが通り過ぎるのをとらえている。肉眼では何か分からないほどの高速だがスロー再生すると、ダイヤモンド型でメタリックな典型的なアダムスキー型に見える。数々のUFO愛好家や専門家がコメントをつけた。「軽自動車ぐらいの大きさだ」「すごいリアルだ」「史上最高のUFO映像だ」と大興奮した。
しかし、ベレスはウソをついていたようだ。UFO研究家でユーチューブチャンネルを運営している「ヒドゥン・アンダーベリー2・0」がこの動画を調査した結果、“元ネタ”を発見した。撮影したのはベレスではなく、セスナ機のパイロットだった。
「ヒドゥン・アンダーベリー2・0」はこう記した。
「2022年5月12日、コロンビアのアンティオキアで、パイロットのアルテアガ氏が操縦するセスナT303クルセイダーから撮影した動画だ。アルテアガ氏と副操縦士ダニエル氏が物体を目撃。そのUAP(未確認航空現象)はセスナ機の方に向かってきた。セスナ機は時速300キロ以上で飛行しながら、物体を回避したそう。アルテアガ氏によると、気温が摂氏約5度で高度3800メートルの場所だったので、それがソーラーまたはヘリウム気球、もしくはドローンではないと述べた。映像を投稿してくれたベレスに感謝する。これは、はっきりととらえられた円盤形の宇宙船だ」
ベレスが4月にプライベートジェットから撮影したのではなく、昨年5月にセスナ機のパイロットが撮影した映像を切り取って使ったわけだ。しかし、ベレスがアップしバズらなければ、この動画の存在を知らないままだったので、感謝を述べたのだ。この後、ベレスは何の反応も示していない。
「ヒドゥン・アンダーベリー2・0」の見解を見たUFOファンたちは「誰が撮った映像だろうが、これは最高のUFO映像!」とのコメントがついた。
UFO専門家は「ジェットエンジンやプロペラなど推進力を示す識別可能な特徴がなく、既知のタイプの航空機との類似性がなく、金属板のような物体です。まさに正体不明の未確認飛行物体です。ドローンはこんな高い高度を飛べません。風で舞い上がってきた軽量の金属シートなど、何かの破片なのかもしれません。まさかとは思いますが、CGで作成されたデマ映像の可能性もあります」と指摘する。
残された謎は多い――。













