格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」(29日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で朝倉未来(30)が、牛久絢太郎(28)に判定「3―0」で勝利。約1年半ぶりのMMA戦を制したが、試合後は牛久の執ような「引き込み」戦術にスポットが当たった。
第1ラウンドから、牛久がグラウンドに引き込み、未来が上になってこう着する時間が長かった。未来は昨年9月のボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザーとのエキシビション戦を経験しただけに、バチバチの打ち合いを期待する声が多かった。そうした中での思わぬ〝塩試合〟に、SNS上でも波紋が広がった。
すぐに平本蓮は「何で牛久、引き込みにいった。そこは不思議でした。普通にMMAやったらいいのに…」と指摘したが、未来も試合後の会見で牛久の戦術を批判した。牛久の引き込みは「想定外」だったと言い「自分のしたい試合ができなかった。(牛久の戦術は)よくわかんない。三角(絞め)をやろうとしてんですかね。あれは(RIZINフェザー級王者で関節技が得意な)クレベル(コイケ)だからいいと思うけど。あれはナンセンスかなと。KOしたかったんで、悔しさがあった」と試合内容に不満を示した。
RIZINの榊原信行CEOも「僕なんかから見ると、あえて打撃の局面を避けて、消極的に引き込んでいる。クレベルの引き込みとはちょっと意味が違うと感じられる。引き込んでからグラップリングというのがあったかもしれないが、レフェリーのブレークも早くなった」と、消極的な戦術だったと指摘した。
牛久の会見では、引き込みを多用した理由についての質問が殺到。牛久は「相手を疲れさせるのが目的。引き込んで三角のプランはあった。体の力を使っているのはわかった。練習でも三角が決まっていて、自信があったんで」と話したが…。戦術の選択が、試合内容を大きく左右することになった。












