〝GOD〟は降臨せず…。総合格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」(29日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で平本蓮(23)が斎藤裕(35)に判定1―2で惜敗した。

 幼馴染でもある那須川天心が会場で視線を送る中、ケージに入った平本は名前を呼ばれると正座して頭を下げてから中指を立てる〝らしい〟仕草を見せた。会場が興奮のるつぼとなる中、ゴングが鳴らされた1ラウンド(R)は序盤の攻防で平本が左のカーフキックを3発ヒットさせることに成功。だが中盤、タックルで組み付かれると防戦に徹するほかなくなる。脅威の粘り腰でグラウンドには持ち込ませなかったが、そこから攻撃に転じることはできなかった。

 2Rも開始約1分で斎藤に組み付かれたがなんとか突き放して距離を取る。その後左ハイキックを放って会場をわかせたが斎藤がガード。終盤のタックルを切ってバックを取ったが致命傷は与えられなかった。

 最終3Rも相手に組み付かれ、粘り腰でテーくダウンを許さないが展開を作れず2度のブレーク。平本が効果的な攻撃を繰り出せないまま、試合終了のゴングが鳴らされた。

 結果は試合をコントロールしていた斎藤に軍配が上がり判定1―2で平本の負け。祈るように判定を聞いていた平本は結果にガックリと肩を落としてケージを後にした。

敗れた平本は座って天を仰いだ
敗れた平本は座って天を仰いだ

 一方の斎藤は「平本選手、ありがとうございました。盛り上がりましたね」と感謝の言葉。連敗を3で止めて感極まった様子で「内容はまだまだなんですけど…。あの…。負け続けても応援してくれた人たちが温かくて…」と言葉を詰まらせる。そして「自分自身、あきらめなくて良かったと思います。また試合をしますんで応援よろしくお願いします」と再びフェザー級の頂点を目指す戦いに身を投じるべく闘志をみなぎらせた。