銀メダリストが〝反骨心〟を見せつけた。格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」(29日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、リオ五輪レスリング銀メダルの太田忍(29)が元レスリング全日本王者の倉本一真(36)にわずか27秒でKO勝ちした。
グレコローマンスタイルで世界の頂点を狙った2人が、マットからケージに決戦場を変えて激突。太田がいきなりタックルにいったが、これを組みとめられると離れ際に大振りの右フック一閃。右を放ってきた倉本のアゴに、カウンターで決まった。倉本が崩れ落ちて、レフェリーが試合をストップ。太田が1ラウンド27秒で、〝秒殺〟を決めてみせた。
戦前はMMAでの戦績が上の倉本有利という声が多かったが、見事に覆した。試合後の太田も「まずは対戦してくれた倉本先輩、ありがとうございました。『太田忍は負ける』『勝てないだろう』『何もできないだろう』という前評判、めちゃくちゃ悔しくて、今日ぶっ倒してやる準備だけしてきた」と下馬評への〝反骨心〟があったことを明かした。
打撃でも進化を示した銀メダリストは「練習通り」と言い、今後の目標としては「僕にとっては大きな勝利。一つひとつ勝って、年末にバンタム級のタイトルマッチがしたい。それがかなわなくても、ビッグマッチがしたい」と、早くも大みそか決戦を見据えた。












