メダル獲得が現実味を帯びてきた。カーリング混合ダブルス世界選手権(韓国・江陵)は27日に1次リーグの全日程が終了。日本代表の松村千秋(30=中部電力)、谷田康真(28=北海道クボタ)組は、通算8勝1敗でB組1位通過を決めた。

〝チャッスー〟の愛称で親しまれる2人が、世界の猛者たちを相手に大奮闘だ。今大会は世界ランキングで格上の米国、スウェーデン、ノルウェーを撃破。27日の1次リーグ最終戦となったスイス戦は9―1と大敗を喫したが、堂々たる戦いぶりを披露し、準決勝進出を決めた。これまでの日本勢の最高成績は、2018、19年大会に藤沢五月(LS)山口剛史(SC軽井沢クラブ)がマークした5位。1次リーグの段階で日本勢の最高成績を更新してみせた。

 混合ダブルスは男女別に1チーム4人ずつで争う4人制と異なり、男女のペア同士で対戦する。五輪では18年平昌大会から採用されたが、女子のロコ・ソラーレ(LS)が平昌大会、北京大会と2大会連続でメダルを獲得した一方で、混合ダブルスの日本勢は2大会連続で出場を逃した。北京五輪後には日本協会の貝森輝幸会長が本紙の取材に対し「強化委員会を中心にまた次の五輪を見据えてしっかり強化をしないといけません」と危機感を募らせていた。

 協会および各選手が一丸となって混合ダブルスの強化に着手。昨年の世界選手権は1次リーグで敗退したものの、今季はともに混合ダブルスに専念。その成果を十二分に発揮し、史上初のメダルまであと1勝とした。準決勝はエストニアとノルウェーの勝者と相まみえる。

 谷田が「ここまで来たら自分たちが行けるところが日本の最高位になる。自分たちで楽しく挑戦したい」と言えば、松村も「明日からは試合を楽しんで、みなさんにも楽しんでいただける試合をして、2人で協力して勝ち取っていきたい」と気合十分。最後まで笑顔で表彰台を目指す。