【アナハイム25日(日本時間26日)発】エンゼルスの大谷翔平投手(28)は自身初めて投手部門で月間MVPを獲得できるかと本拠地アナハイムで話題だ。バリー・スポーツ・ウエストでエンゼルス戦の解説を務めるエンゼルスOBのマーク・グビザ氏に直撃すると、「ショウヘイが取ってしかるべき。ロイヤルズ戦と同じピッチング(7回無失点11奪三振)ができれば、問題なくショウヘイが選ばれる」と断言した。

 投手・大谷は今季ここまで5試合で28イニング投げ、3勝無敗、防御率0・64、38三振、WHIP(1イニングあたりに許す走者数)0・82、被打率は9分2厘で、被長打率は1割1分5厘と圧倒的だ。

 MLB公式サイトによると、1983年にマウンドが今の位置になってから、シーズン5試合、最低10イニング投げた投手の中で最も低い被打率であり、105打席中被安打8は1901年以降シーズン5試合、最低20イニング投げた投手の中で最少。8安打中、許した長打は二塁打2本だけ。1916年以降シーズン5試合、最低20イニング投げた投手の中で被長打率1割1分5厘は歴代トップ。

 これだけの記録を持っていれば、ぶっちぎりで月間MVPを取れそうだが、強力なライバルが2人いる。ツインズのソニー・グレイ投手(33)は5試合で29イニングを投げ、3勝0敗、防御率0・62はメジャートップ、34三振、被打率1割9分2厘、WHIPは1・07だ。

 また、メジャーを代表する剛腕ヤンキースのゲリット・コール投手(32)も快調にシーズンを滑り出しており、5試合34イニングを投げ、4勝0敗、防御率0・79、36奪三振、被打率1割5分5厘、WHIPは0・79。1完封を記録している。

 グビザ氏は3人の成績を比較してこう語った。

「グレイは確かに防御率が一番低いが、大谷のWHIPの方が断然低い。コールには防御率で勝っているから、たとえ次の登板でコールが無失点でも、ショウヘイが無失点なら問題ない。防御率が全てではないし、奪三振数やWHIP、そして何よりも被打率。大谷の数字はシーズン始まって5試合で史上トップなんだ。1900年代全てを比較してもだよ。コールも本当に素晴らしいけど、ショウヘイ以上にいい投手はいない。彼が取るべきだと思う」

 大谷は月間MVPを打者として21年6、7月に連続受賞している。グビザ氏は「月間MVPは恐らく投打どちらの数字も合わせてすごいっていうので取ったけど、投手のみでMVPを取れたら素晴らしいね。ベーブ・ルースの時代にはなかった賞だから、投手部門と野手部門を獲得する初の選手ということになる」

 大谷の次回登板は27日(同28日)の本拠地アスレチックス戦。快投に期待だ。