将来の日本代表エースと期待されるMF松木玖生(19=FC東京)の海外移籍はどうなるのか。黄金ルーキーとして活躍した昨季に続き、今季もFC東京の中心として存在感を発揮している。今後の欧州挑戦にも注目が集まる中、元日本代表MF前園真聖氏(49=本紙評論家)は早期の移籍を提言。その上で、成功するための新天地選びのポイントを解説した。

 松木はFC東京で不動のレギュラーに定着し、今やチームに欠かせない存在となった。5月開幕のU―20W杯(アルゼンチン)に出場するU―20日本代表でも主将を務めるなど大黒柱として活躍しており、本大会メンバーの選出は確実。その後はパリ五輪を目指す大岩ジャパンでもMF久保建英(21=レアル・ソシエダード)と〝ダブルエース〟として期待が高まっている。

 その実力はJリーグの若手の中でも群を抜いており、欧州クラブもすでに関心を寄せている。青森山田高時代には、フランス1部の名門リヨンに練習参加するなど若くして世界を意識しており、今後の欧州移籍に注目が集まっている。前園氏は「フィジカル的にも素晴らしいですし、J1のトップレベルでもやれています」と現状に太鼓判を押し、こう進言する。

「若いうちから海外での経験は必要ですし、それが代表にも生きてきます。ステップアップを見てみたいですね。最近は五輪前に出ていくケースも増えていますし、早ければ早いほどいいでしょう。タイミングとしては、夏のほうがチームをつくるキャンプにも合わせられるのでいいと思います」。パリ五輪が開催される来年夏や欧州のシーズン途中となる冬の移籍よりは、U―20W杯の国際舞台でアピールした後、今夏に移籍という流れが理想というわけだ。

 それでは、欧州での移籍先はどうなるのか。「自分に合ったチーム選びをすることが重要になります。環境や、どのようなサッカーをやっているのか、リーグのカラーなどを考慮すべきでしょう」と指摘。具体的には「イタリアやスペインあたりは難しいと思います。松木のプレースタイルを考えると、ドイツやベルギーなどがいいですね。試合に出られる状況も大事になるので、MF田中碧(デュッセルドルフ)のようにドイツ2部という選択肢もあるのではないでしょうか」との見解を示した。

〝東京の至宝〟の動向に熱い視線が注がれそうだ。