東京女子プロレス15日後楽園ホール大会で、特別レフェリーを務めるSKE48の青木詩織(26)が14日に公開特訓を行った。
青木は同大会で行われる荒井優希、HIMAWARI組VS中島翔子、ハイパーミサヲ組のタッグマッチでレフェリーデビューする。大会を前日に控えたこの日は木曽大介レフェリーと荒井とともに公開練習。常に「公平」「冷静」「堂々」という3箇条を教えられると、実際に鈴木志乃とHIMAWARIのスパーリングを裁き、堂々としたレフェリングを披露した。木曽レフェリーから合格をもらうと「今日からこれが君のステージ衣装だ!」とレフェリーシャツを手渡された。
本来であれば裏方であるレフェリーの練習を公開するのは妙な話ではあるが、青木くらい華と話題性があれば東京女子という団体の性格上大々的な行事にするのはある意味で必然。青木は「映像とかでは見ていたんですけど、実際(選手に)どんな言葉をかけていたり、どういうルールかを詳しく分かっていなかったので。分からなかったところが分かるようになったのが今日の成果かなと思います」と満足げな表情を浮かべた。
レフェリーデビューは2月に発表されたが「すごい映像を作っていただいて。プロレスラーでデビューするのかと思うくらい素敵な映像だったんですけど、まさかのレフェリーで。思ってもみなかった方向なんですけど、発表されたからには頑張ろうと思いました」と振り返った。
プロレスのレフェリーは時に選手にケチをつけられたり、時に試合に巻き込まれたりと災難が降りかかるケースも多い。それでも「ちょっと…あまり想像つかないですね。巻き込まれたらどうしようって感じですけど、そこも冷静に対処していけたらと思います」と意気込んだ。
青木の特訓を〝業界の先輩〟として見守った荒井は「プロレスラーとしてまたSKEの子が来る可能性は1%くらいあるかなと思ってたんですけど、レフェリーというのは想像を超えた出来事で驚いてます。同じリングにSKEのメンバーと一緒に立つのは不思議な気持ちもありつつ、うれしいなという気持ちもあります。センスを感じたので向いているのではないかなと思います」と太鼓判。「昨日一応、韓国料理をしっかりフルコースでごちそうしておいたので。きっと忘れてないと思うので期待したいと思います」と、言わなくてもいいのに、しっかり裏で買収工作していることを暴露していた…。