最大の鬼門で今季の強さを証明した。ソフトバンクが5日のオリックス戦(京セラ)に5―0で快勝。開幕5連勝を飾った。

 FAで加入した新戦力の2番打者・近藤健介外野手(29)が、2回、4回といずれも二死一、二塁のフルカウントからタイムリーを放ち3打点。前夜も決勝の先制1号2ランを右翼席に運んでおり、連日の勝利の立役者となった。

 開幕カードはホームでロッテに3連勝。投打で圧倒した。もっとも、チーム内には「大阪で勝ち越さないことには」と慎重な声もあった。今回の敵地・京セラドームでのカード勝ち越しは、2020年10月13日~15日の3連戦以来、実に3シーズンぶり。それだけオリックスがリーグVを飾った直近2年は苦戦してきた。

 昨季の京セラドームのオリックス戦はCSを含めて4勝13敗。一昨季も2勝9敗1分けだった。同球場に関しては「鷹の祭典」でホームとして使用した試合でも勝てず、過去2年間は京セラドームでシーズン5勝21敗1分けと散々だった。

 その点、近藤は相手エース・山本由伸に昨季10打数5安打だったことも球団内で大いに注目されていた。直近2シーズンのトータルでも好投手揃いのオリックスに対して打率3割2分9厘と得意にしており、京セラドームもパ・リーグの球場で最も高打率の4割1分9厘をマークしている。

 近藤自身は「やっぱり(オリックスは)投手がいいので、そんなにいいイメージはないですけど。球場どうこうよりも去年(チームが)悔しい思いをしていると思う。そういう気持ちに乗っけられて、やらせてもらっているかなと思う」と答えたが、相手投手陣からすれば2番に加わった近藤の存在は脅威だろう。

 期待通りにV奪回の使者としての活躍を見せている。