新生森保ジャパンは国際親善試合ウルグアイ戦(24日)、コロンビア戦(28日)で再スタートする。昨年のカタールW杯で16強入りし、さらなる躍進が期待される中、5年目を迎える森保一監督(54)はチームを強化できるか。新体制でもキーマンとなるMF三笘薫(25=ブライトン)の起用法にサッカー界が注目している。

【森保ジャパンの新たなる挑戦2】森保ジャパンはカタールW杯で優勝経験のある強豪のドイツ、スペインを撃破し、16強入りを実現した。その原動力になったのはスーパーサブの三笘だ。華麗なドリブル突破で敵陣に攻め込み、何度もチャンスメーク。スペイン戦ではラインぎりぎりのところからクロスを上げて決勝弾を演出し「三笘の1ミリ」と呼ばれた。

 その一方、三笘の起用をめぐってはW杯前から大論争となっていた。元日本代表監督の西野朗氏や同DF田中マルクス闘莉王氏らはスタメン起用を支持。決定力とチャンスメークを備えていることから長い時間プレーさせることがチームのためになるという見解だ。逆に元日本代表MF前園真聖氏は「相手が疲弊してきたところで投入するのがもっとも効果的」として〝切り札〟となるスーパーサブ起用を熱望するなど、サッカー界を二分する論戦が繰り広げられていた。

 森保監督は「三笘自体が戦術」と明言する中、W杯ではスーパーサブとして起用。しかも采配がズバリ的中して、16強入りを勝ち取った。それだけに森保監督が三笘をどう起用するのかは今後のチームの編成にも大きく影響する。日本代表OBは「ずっとサブで満足している選手なんていないからね。イングランドであれだけ活躍して、またベンチだったら三笘のモチベーションは下がるよ」と指摘する。

 ただ、同OBは「W杯で結果が出たのも、三笘を途中から投入した部分が大きいからね。それにスタメンにした場合、今後にスーパーサブで使われる選手で三笘以上に効果的な選手がいるのか」と問題視したように試合結果を左右する存在。それだけに「親善試合はいいとしても(来年1月の)アジアカップとか公式戦では悩ましいことになるんじゃないか」と、指揮官の起用法に注目していた。