第2次森保ジャパンがスタートする。1998年フランスW杯以降、日本代表指揮官として初となる5年目のシーズンに臨む森保一監督(54)は2026年大会に向けてチームを進化させられるだろうか。新連載「森保ジャパンの新たな挑戦」第1回では昨年のカタールW杯前に批判を浴びていたDF長友佑都(36=FC東京)らの世代交代に迫る。

【森保ジャパンの新たなる挑戦1】指揮官の続投で継続強化の利点が主張されている一方、懸念されるのはチームのマンネリ化だ。カタールW杯で主将を務めたDF吉田麻也(34=シャルケ)も森保監督の長期政権を歓迎する一方で「長くやればやるほどマンネリ化、選手の固定化は懸念される」と話していたように、同じような戦い方、同じタイプのメンバーではチームは停滞してしまいかねないのだ。

 実際にJクラブ関係者は「森保監督も、そうならないように意識はしているだろうけど、本質の部分では、なかなか変われないもの。(戦術や起用法など)変化がないのはマイナスになる」とした上で「クラブでも監督が代われば起用される選手も替わる。森保監督好みの同じタイプの選手が呼ばれれば、これまで見逃されていた特長を持った選手が埋もれてしまいかねないという部分はあるだろう」と問題点を指摘した。

 さらに続投によって常連組選手に慣れが出てくれば、競争意識が薄れてチームに緊張感がなくなりかねない。しかも、同じプレーを求められることで「選手の成長にも支障が出るかもしれない」という。そんな中で、注目されているのは世界交代だ。同関係者はカタールW杯に出場したGK川島永嗣(39=スタンダール)、DF長友、DF吉田らベテラン勢の処遇に注目する。

 Jクラブ関係者は「世代交代はしていかないといけない。森保監督はスパっと決断できるか。大迫(勇也=32、神戸)はどうするのか。W杯前には長友が叩かれていたけど(来年1月に)アジアカップ(カタール)があるからって、ちゅうちょすると(ベテラン勢が)足を引っ張りかねない。フレッシュ感も出ないし強化も進まない。顔ぶれを変えないと、ファンも失望するんじゃないか」と予測した。