サッカー日本代表の森保一監督(54)が〝一歩リード〟だ。新生森保ジャパンの初陣となる3月24日の国際親善試合ウルグアイ戦(国立)と28日のコロンビア戦(ヨドコウ)が近づくなか、アジアのライバル韓国ではユルゲン・クリンスマン氏(58)の監督就任が決定した。両者の可能性について中国メディアが分析し、興味深い結果に。森保監督の壮大な夢についても同国で肯定する声が上がった。

 森保監督は2日に都内で「日本プロスポーツ大賞」の授賞式典に出席し、特別賞を受賞した。

 大賞を受賞したボクシングのバンタム級で主要4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)、殊勲賞を受賞した車いすテニスの国枝慎吾とともに壇上に上がり「サッカーは団体スポーツですけど、個の大きさを磨いたうえでチームとして戦える組織力にしなければいけない。お二人はこれまで突き抜けた個の力を持ってやってこられたと思いますので、選手たちには『個の力を磨いたうえで和の力を発揮できるようにしてほしい』ということを伝えたいと思いました」と語った。

 カタールW杯で強豪を撃破してベスト16入り。〝名将〟として世界から注目を集めた森保監督は続投が決定した。その一方で同じくアジアからベスト16入りした韓国は、新たにクリンスマン氏が就任。ドイツや米国を率い、2006年ドイツW杯では母国ドイツを3位に導いたビッグネームだ。

 ともに4年後の26年北中米W杯を目指す両者について、中国サッカー専門メディアの「足球報」は、自国の監督に決まったアレクサンダル・ヤンコビッチ氏を含めて、指揮官を比較。森保監督については「W杯で結果を出し、森保は名声と給与を獲得した。これまでW杯8強の山を越えることが日本の目標だったが、最も近づいたのが森保一だ。強力な欧州組を誇り、失敗と成功を経験している。4年後、彼らは本当にチャンスがある」と絶賛した。

 一方のクリンスマン監督については「サッカー界では忘れられていた人。韓国人の12%しか彼の将来に楽観的ではない」と指摘。「韓国人は権力や威信を重んじるが、それ以上に結果を重視するため、クリンスマンができなければ容赦しない。もちろん出場国の拡大で、普通にやれば韓国に不覚はないだろうが、夢をかなえたいのであれば、可能性は大きくないと思う」と手厳しく指摘した。

 中国では森保監督が「W杯優勝を目指す」と語ったことも話題となった。しかし同国のネット上では失笑する声とともに「日本のサッカーはいつも正しい道を歩んできた。姿勢を学ぶ必要がある」「ドイツに勝つと誰が思ったか?」などと、ただのビッグマウスではないと評価する声も上がっている。26年W杯に向け、アジアの国で森保監督に対する注目が高まっているのは事実のようだ。