屈辱にまみれた原巨人が変わりつつある。26日に行われたDeNAとのオープン戦(那覇)で、増田陸内野手(22)の好走塁が光った。
先制点につながった2回の攻撃の場面だ。二死から増田陸が中前打で出塁。次打者の岸田が二塁ベース付近にゴロを放つと、相手二塁手・大和の一塁送球がワンバウンドした。一塁手・知野が体勢を崩したのを確認するや、すでに二塁に到達していた増田陸は一気に三進。相手の隙を見逃さず、気迫のヘッドスライディングで三塁を陥れた。スタンドのファンからも大きな拍手が沸き起こり、二死一、三塁とチャンスが広がった結果、相手の失策の間に増田陸が先制のホームを踏んだ。
昨季のチームはCS圏外の4位に沈んだ。原辰徳監督(64)は〝本塁打依存〟からの脱却を目指し「センターラインの強化」をはじめ、鈴木外野守備兼走塁コーチを招へいし、昨秋から走塁面での改革にも着手してきた。
厳しい生存競争が繰り広げられる中、増田陸は試合後のメイン球場に残り、大久保打撃チーフコーチに見守られながら特打。試合と同じように感情を押し出し、打ち損じれば「あ~、くそっ!」と悔しがり、一心不乱にバットを振り込んだ。
そんなレギュラー奪取に燃える若武者の好走塁に、原監督は「しっかりとした準備ができているということだと思いますね」とたたえた。増田陸はここまでのオープン戦で3試合に出場し、打率1割2分5厘(8打数1安打)だが、開幕に向けて走攻守を含めて見極めていく。












