2030年冬季五輪開催を目指す北海道・札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)が、国際オリンピック委員会(IOC)から見放されそうだ。
30年大会には、札幌、ソルトレークシティー(米国)、バンクーバー(カナダ)が立候補。IOCは9~10月の総会で開催地を決定する方針を示していたものの、昨年12月に無期限の延期を発表するなど、混迷化している。
開催地を巡っては、米国で28年にロサンゼルスでの夏季五輪開催が確定済み。短期間に続けて同じ国で祭典を開催する可能性は低いため、バンクーバーと札幌の一騎打ちとの見方が強かった。ところが、昨年11月にバンクーバーの地元・ブリティッシュコロンビア州が招致活動を支持しないと表明した。
大事な局面で札幌に追い風が吹いたかに思われた一方で、日本国内は21年東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件を受け、招致反対の動きがさらに活発化。それでもある五輪関係者は「IOCは札幌でやるしかないと思っている。だから延期にして、ほとぼりが冷めるのを待っているのでは」と指摘していた。
そんな中、8日にスウェーデン・オリンピック委員会が30年大会の招致の検討を始めると発表。JOCの山下泰裕会長は「驚きをもって受け止めている」と語ったが、同国都市が正式に立候補を表明すれば、IOCにとって渡りに船だろう。










