中日・鵜飼航丞外野手(23)に待望の一発が飛び出した。

 14日のロッテとの練習試合(北谷)で「6番・DH」で先発出場。初回に5番・細川の適時二塁打で2点を先制すると、続く二死二塁で相手先発岩下の初球を捉え、左越えに2ランを突き刺した。「ちょっとつまり気味だったけど、しっかり押し込めてスタンドまでいってくれた」と、してやったりの表情を浮かべる。

 それでも試合後は、和田打撃コーチらとともに室内練習場で居残り練習を敢行。ティー打撃やマシンなど黙々と約2時間にわたりバットを振り込み、終了したのは一発を放ってから約7時間後の外が真っ暗になった午後8時だった。「和田さんにはこれだけ教えてもらって、結果でしか恩返しができない。僕は手を使って打ちにいってしまうので、それをなくすために手の力を抜いて、下半身を使って振るようにやっている。まだできていないことが多いので(キャンプ)後半に向けてできることが増えていけばいい」と語る。

 初球を本塁打したことで立浪監督もベンチで目を細めた。鵜飼は「去年は1打席目の初球はだいたいファウルにしていたので、監督に『初めて見たわ』と言われた。試合の初球は一番大事になってくる。去年は甘い球をファウルにしていたので、それを実戦で1球で仕留められたのは良かった」と手応えを感じている。

 11日の韓国サムスン戦(赤間)では、シ烈な外野の定位置争いをするライバルの一人・細川がチームの今季1号を放っているが「絶対に負けられない」と意気込んでいる。