立憲民主党の泉健太代表(48)は10日、国会内で開いた会見で、同党が衆院憲法審査会の幹事長懇談会を欠席したことに関し、日本維新の会・馬場伸幸代表から「サボり癖が出た」と批判を受けたことに言及した。
ことの発端は、立憲が同審査会(8日)を新年度予算案の審議中に「関連法案の審議を行う委員会以外は、開かないのが原則だ」と与野党の幹事長懇談会に共産党とともに出席せず、同懇談会が見送られた問題からだ。
同審査会が立憲、共産の欠席で開催が見送られたことに自民党、公明党、日本維新、国民民主党の幹事長からは批判の声が上がっていた。
日本維新の藤田文武幹事長は「立憲が仮に憲法審査を拒否すれば、政策合意は全部ご破算にした方がいい」と話し、今後の〝不協和音〟の広がり次第で、昨年の臨時国会から続く立憲との政策面の共闘関係に影響が出る可能性を指摘していた。
会見で泉氏は「自民党って、政権与党で数も多くて、一筋縄でいかいない勢力の人たち。だけど維新は、すぐ自民党の誘いに乗ってしまう感じがします」と、維新が幹事長懇談会に出席したのは自民党の誘いに乗ったからだと捉えた。
その上で「政権与党から譲歩を引き出す、例えば昨年の旧統一教会の被害者救済法でもそうでした。早々に交渉の場から降りてしまうのか、それともさらにもう一段、与党と交渉するのかで、獲得できるものも変わってくる。(維新は)すぐ与党の誘いに乗ってしまうのでは、野党として(一緒に)戦えない」とした。
馬場氏に「サボり癖が出た」と批判を受けたことについては、競馬を引き合いに「馬場さんは重馬場(競走馬が走りにくい競馬場の状態)であってもらいたいな、と思います。競馬の話ですけどね。うち(京都3区)は京都競馬場にあるんですけど、与党にとって走りやすい状態を作るのか、与党にとってどういう重みを作るのか。良馬場では、ただ単に与党が走り安いだけです」ときつく注文を付けた。
永田町関係者は「立憲と維新は、LGBTなど性的少数派に対する理解増進法案に関して速やかに成立させる方向で一致しています。泉氏はこのまま反論しないと『与党にも野党にも是々非々での対応をとる維新に、立憲が振り回されてしまう』と支援者に思われる。それで馬場氏に『重馬場で走って』とリクエストしたのだろう」と指摘した。












