【取材の裏側 現場ノート】日本代表はカタールW杯で16強に躍進し、森保一監督(54)の続投が決まった。3月の国際親善試合(24日=国立・相手未定、28日=ヨドコウ・コロンビア戦)から第2次政権が再び動き出すが、異例の長期政権で指揮官は〝理想像〟を追い求めていくつもりだ。

 森保監督は常々、A代表だけでなくすべてのカテゴリーが共通の指針を持ち、一体となって強化していくことの重要性を説いている。W杯直前には、日本サッカーが目指すべき方向性について本紙にこう力説していた。

「スペインのマネをしろというわけではないが、(昨年10月の)U―17女子W杯でなでしこが対戦(準々決勝で1―2と敗戦)した試合を見て、これこそ日本が学ぶべきところだと感じた。国としてどういったサッカーをするのか〝強み〟が出せている」と分析。スペインでは男女や世代を問わず一貫したスタイルが確立しており、選手や指導者の間で強化の共通認識が植えつけられている。日本が真の強豪として世界と渡り合っていくためには、こうした方針が必要というわけだ。

「日本も何か形が決まった時にそれに向かって結束する、組織力を発揮することの強みは世界でトップのものを持っている。そこで〝形〟を提起できるといいなと思う」と強調した。

 そして「ジャパンズウェイ」を実現した先にW杯優勝という大願がある。「スペインは9番(ストライカー)が生まれてきた時に世界を取っている。それまでにどういう準備をしていくか。世界大会で優勝できなくても、8強や4強には常にいる。そこにストライカーが生まれてきた時、そこまでつくったプロセスからジャンプアップして世界一を取りますと。日本もそうすべきだと思う」

 森保監督が導く日本代表の次なるステップが楽しみだ。

(サッカー担当・渡辺卓幸)