ヤクルトのドラフト1位ルーキー・吉村貢司郎投手(25)が6日、キャンプ地である沖縄・浦添で訪問していた松坂大輔氏(42)にスライダーの投げ方から、野球界を生きる術までを伝授された。

 吉村が社会人の東芝在籍していたころ、あいさつを交わしたことがあるという。吉村は平成の怪物に臆することなく、リラックスした表情で耳を傾けた。

 吉村は「スライダーの握り方や、どういう緩急のつけ方をしているかとか聞いていました」と松坂氏のアドバイスが参考になったという。「いろいろ試したいなと思ってます」と次回のブルペンでは教わったことにどんどん挑戦していくつもりだ。

 さらに松坂氏は吉村にこんな話も。「いろいろな方から教わったりとか、やってくうちにどんどんずれたりすることもあるから戻れる場所を作っておいた方がいい。自分の中でこれだけやっとけば大丈夫っていうのを持っておいて、そこにいつでも戻れるのが大事とおっしゃってました」。プロや大リーグで22年間やってきたレジェンドだからこその言葉に吉村は感銘を受けた。「ある程度自分の中では思っていることもある。そこはしっかりと芯をもってやっていければ」と力強く語った。

 高津監督から「いい意味でも悪い意味でもあまり目立たない。もっと目立っても全然いい」と、ややおとなしいと評価される吉村だが、胸の中にはしっかりと自分を持っているようだ。