サッカーの2022年W杯日本代表・三笘薫が新たな伝説をつくった。驚異的なトラップ&ボレーシュートでイングランド・プレミアリーグのブライトンを2―1の勝利に導いた29日のイングランド協会(FA)カップ4回戦。名門リバプールを敗退に追いやった試合会場は、2015年のラグビーW杯イングランド大会で日本が強豪南アフリカを破って世界に名をとどろかせたスタジアムだ。

「ブライトンの奇跡」もしくは同「歓喜」と報じられるなどしたラグビー日本代表の大金星。それまで7回のW杯で1勝と2分け以外は全敗だった日本が、優勝2回の南アを接戦の末に34―32で下した。その地が英国南部ブライトンの現アメリカン・エキスプレス・コミュニティー・スタジアム(ファルマー・スタジアム)で、サッカーのブライトンがホームとしている。

 リバプール戦で三笘は得意の左足でなく、右足で浮き球をコントロールし、最後はボレーで決勝弾を放った。英メディアでは「マジック」とも称されるシュート。ラグビー代表が「奇跡」あるいは「歓喜」で歴史を刻んだスタジアムで今度は日本人が「マジック」と思わせるプレーを見せた。

 南ア戦で日本はど真ん中のトライこそなかったものの、FB五郎丸歩が前後半にわたってゴールキックを次々と決めた。三笘はスタジアムの同じような位置に伝説となりそうな得点を決めた。