北中米W杯1次リーグJ組初戦でアルジェリアにハットトリックを決めたアルゼンチンのエースFWリオネル・メッシ(38=マイアミ)が涙を流した理由は父親のホルヘ・メッシ氏の体調不良だった。

 初戦でハットトリックを決めたメッシは前半、先制点を決めた直後、涙を浮かべてユニホームで拭ったこの件について「これはスポーツと関係のない話だ」とし「ここ数日は大変で複雑な日々だったが、代表スタッフ全員、そしてチームメートには感謝している。そのおかげですべてはうまくいっている」と説明し、詳細は明かさなかった。

 しかし、メッシ側は18日にホルヘ氏が健康上の問題を抱えているとし「現在は医師の診察を受けて回復に向かっている」との声明を発表した。メッシ自身が説明しなかった〝涙の理由〟を公表したのには事情があったという。各メディアによると、ルズTVの番組「エル・ショー・デル・ベラノ」が「悪い知らせをお伝えしなければなりません。メッシの父親であるホルヘ氏がなくなりました」と誤情報を報じたからだ。

 この報道を否定するため、メッシ側はふせていた個人情報を発表することになったという。「ホルヘ氏に関する正確かつ真実の情報を持っているのは彼(メッシ)の近親者のみであることを明確にしておきたい」とし「そしてプライバシー、機密保持、個人の空間が尊重されるようにお願い申し上げます関連する最新情報はご家族の適切な経路を通じて追って連絡します。ご理解のほどをよろしくお願いします」という。

メッシの父親ホルヘ・メッシ(ロイター)
メッシの父親ホルヘ・メッシ(ロイター)

 誤情報を発信したルズTVは公式に謝罪し「ルズTVは番組内で起きたできごとを深く遺憾に思います。当チャンネルは事前確認なしに放送することは容認できないと考えています」とし、番組の打ち切りと、誤情報を伝えたしたアルゼンチン女優で司会者のフロル・ペーニャを解雇したと発表した。