岸田文雄首相の発言が炎上している。岸田氏は27日の国会代表質問で、産休・育休中の人に対するリスキリング(学び直し)支援について「育児中など様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と答弁。炎上は皮肉な事実も浮かび上がらせた。
この首相答弁に批判が殺到。立憲民主党の小沢一郎氏は事務所公式ツイッターで「産休・育休は、子育てが大変だから取るものである。学び直しの時間的余裕なんて、ある訳が無い」とあきれていた。
ネット上でも「わかってない」「本当に異次元の政策思いつくよねえ」と苦言を呈する声が相次いでいる。そんななか、ジャーナリストの江川紹子氏は29日、「産休とか育休とかって企業の側から見た用語。『休んでいる』イメージがあるから、『この間に学び直しを』とかって発想も出てきてしまう。これを当事者の側のことばに変えた方がいいんじゃないかな」とツイート。賛同が集まっている。
実は、そんな言葉がすでにある。東京都は昨年6月、育休に代わる新しい愛称を「育業」と発表していたのだ。当時、小池百合子東京都知事は「法制度の面は進展しているが、実際には育休取得にちゅうちょする人は残念ながら多い。育“休”は決して休みではない」と趣旨を説明。休みのイメージを払拭するための「育業」だった。ロゴマークも決めている。
都政関係者は「育業という言葉が発表されたときは肯定的な評価が多かったとは言えなかった」と振り返るものの、岸田氏の発言と対比して、今になって小池氏の先見の明が話題に。
ツイッターでは「冷ややかに思ってたんですがごめんなさい。今の日本に必要な働きかけでした」「百合子が言う育業ってのは言い得て妙なんだよな」「百合子ってこういうところすごいよなあ」と小池氏の評価が急上昇。約半年遅れの“小池マジック”となった。












