【Mリーグで見せたプロの選択】写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

1月13日1回戦 東1局0本場 西家・鈴木優の3巡目(2万5000点・全員同点、ドラ=5萬)
1月13日1回戦 東1局0本場 西家・鈴木優の3巡目(2万5000点・全員同点、ドラ=5萬)

 三色同順か、一気通貫か、そこに平和も加えられるか。好配牌が訪れた時こそ、雀士の構想力が問われる。試合開始早々、鈴木優(U)の手牌は3巡目で早くもイーシャンテンを迎えていた。

【答え=6索】9萬、3筒、6索と3つある対子から、どこをほぐしていくかという選択の場面。鈴木は多くのチャンスを逃さないようにと6索を河に捨てた。攻撃的な麻雀から「戦闘民族」とも呼ばれるが、打点とアガリやすさに対しての嗅覚は抜群だった。

 東1局の序盤ともなれば、慌てずじっくり手を育てたいところ。考えていたのは「7・8・9の三色同順」「索子の一気通貫」「平和・赤でリーチ」の3パターンだ。この手牌から歓迎できないのは、6索が暗刻になってしまうこと。イメージした3役全てが消滅するからだ。「6索を切って1・2索を引いたら一気通貫、7・8萬なら7・8・9の三色同順、3筒にくっついたら両面を生かしていこうと思いました」と、先に懸念材料を解消することにした。

 もちろん9萬、3筒の対子をほぐす可能性も考えたが、索子が伸びていった際の雀頭候補としては、どちらも残しておきたかった。また3筒においては、7・8・9の三色同順に進んだ場合も、雀頭として有力だ。3筒を1枚切った場合には、次に字牌を引いた際、再度3筒を切って安全牌を抱えられるというメリットもあったが、今回においては打点が期待できるだけに、攻撃重視の選択になった。

 3つの対子から6索を切るという選択をした鈴木のもとには6巡目に7萬が訪れ、三色同順を目指すことに。最終的にはカン8筒待ちのテンパイから、見事にツモアガリに成功。きれいに満貫を成就させた。