加藤勝信厚労相(67)は16日、都内で開かれた全国社会保険労務士会連合会、全国社会保険労務士政治連盟の「新春賀詞交歓会」に出席した。

 政府は今年、企業に対して物価上昇に負けない継続的な賃上げの実現、雇用の確保を要請している。

 さらに労働移動の円滑化、リスキリング(新しい職業に就くために、必要なスキル獲得すること)を始めとした〝人への投資〟の3つを柱に改革を推し進める方針を打ち出している。

 加藤氏は「賃上げは高いスキルの人材をひきつけていく。人材の投資がそれぞれの方々の能力向上をはかり、そのことが企業の生産性の向上につながる。こうした環境整備をすることで、さらなる賃上げを生んでいきます。構造的な賃上げの実現を目指していきたいです」と語った。

〝働き方改革〟への取り組みも重要な課題としている。

 加藤氏は社会保険労務士たちに向けて「全国の働き方改革推進センターにおいて、時間外労働の上限規制の対応を始め、適切な労務対応の実施、戸別訪問による中小企業支援にもご尽力していただいています」と謝意を述べた上で「みなさんにおいては〝働き方改革〟の先には〝働きがい改革〟を見据えていただきたい。働きがいを上げていくことが、わが国の付加価値を高めていくことにつながっていくと考えています」と説明した。