大相撲初場所7日目の14日、日本相撲協会は元関脇隠岐の海(37=八角)が引退し、年寄「君ヶ浜」を襲名したことを発表した。今場所は西前頭12枚目で初日から5連敗。6日目から休場していた。今後は部屋付きの親方として後進の指導にあたる。
島根・隠岐の島町出身で隠岐水産高から入門。2005年初場所で初土俵を踏み、10年春場所で新入幕を果たした。懐の深さを生かした四つ相撲で三賞5回(殊勲1、敢闘4)、金星4個を獲得。角界屈指のイケメン力士としても人気を博した。
この日、隠岐の海は東京・両国国技館で会見。「気持ちは楽になりました。(引退を決断したのは)3日目、4日目ぐらい。何年も前から自分の相撲が取れなくなって、気持ちで何とかカバーしてきた。最終的には自分の気持ちが切れました」と引退の経緯を説明。「関取になれて、幕内、三役にも上がれた。たくさんの声援をいただいて、いろんな人と出会って悔いはない」と心境を語った。
思い出の一番に挙げたのは2015年秋場所初日の横綱白鵬戦。13度目の対戦で初めて倒し「(白鵬に)1回しか勝てていないですけど、お客さんにすごく喜んでいただいた」と振り返った。
指導者として歩む今後の相撲人生に向けては「これからいろいろと教えていただきながら(八角)親方のようになれるように頑張りたい」と意気込んだ。
会見に同席した師匠の八角理事長(59=元横綱北勝海)は「まじめにコツコツやる力士だった。体が柔らかくて懐の深い相撲。立ち合いで変化しないことを貫き通してくれた」とねぎらった。












