【青木真也が「RIZIN×ベラトール」対抗戦をぶった切り!(2)】大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)で行われた「RIZIN vs.BELLATOR全面対抗戦」は、RIZIN軍が5戦全敗に終わった。この屈辱の結果を〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が2回に分けてぶった切る。後半は「堀口恭司VS扇久保博正」「キム・スーチョルVSフアン・アーチュレッタ」「武田光司VSガジ・ラバダノフ」の3試合だ。

 青木はまず、ベラトール軍の一員として対抗戦に出場した堀口恭司に視線を送る。扇久保博正と対戦して1ラウンドからカーフキックで大ダメージを与え、終始試合をコントロールして判定勝ち。盤石の試合運びに見えたが「思ったよりコンディションは良さそうだけど、そんなにベストパフォーマンスでもない。ホントのベストの時だったら1Rでやっつけてるから」と声をしゃがれさせる。

 以前、キャリアが終盤に入ることを見すえて「武藤敬司でいうシャイニングウィザードを開発する必要がある」と新たな〝武器〟を身に着ける重要性を説いたが「フライ級に落とすと、シャイニングウィザードを見つけなくても延命できちゃう気がする。バンタムで苦戦していたら必要にさいなまれて新しい必殺技を覚えただろうけど…。だからここからちょっと成長が低迷期に入るかもしれない。階段の踊り場に入ると思う」と予測した。

 一方でRIZIN勢が全試合で判定負けした中、唯一1―2のスプリット判定になったキム・スーチョルは「頑張った。強かったと思う」と褒める。その上で「最後のチョークを評価したらスーチョルでも良かったと思う。ここは判定1―2になったことに意味があるよな。解釈の違いというか。一番肉薄したんじゃないか」と健闘を称えた。

 そしてガジ・ラバダノフとすさまじい激闘を繰り広げるも判定負けだった武田については「格上とやると伸びるよね。ぶっちゃけショッパイから、頑張るしかないんだよ。で、頑張るから格上とやって競り勝ったりボコボコにされると映える。だから運営側としてはこれからも厳しいマッチメークを当てて伸ばしていくと思う」と分析。その上でこう警鐘を鳴らす。

「戦いとしてはこれでいいんだけど、続けているといずれ体が壊れちゃうんだよ。だから選手として短命になってしまうと思う。そうならないためには、どこかで緩急を付けたスタイルを身につけないといけない。剛速球を真ん中に投げ続けるんじゃなくて変化球を身につけないと、主催者に消耗されると思うよ」

 RIZINにとって屈辱となった対抗戦をぶった切った青木は「思ったんだけど、今回はファンが優しいよね。俺とか、昔はちょっと負けたらえらい目に合わされていたから。なんかヒリヒリ感がなかった」と老害を全開にする。そして最後に「煽りでPRIDE的なことを言ってたけど、正直俺にはピンと来んのですよ。俺は自分の物語を追及しているから『何で今さらお前らそんなところ追いかけてるの?』って思った。『SARABAの宴』ってなんだったんだ。桜庭青木ってなかったことにされるよねって思ったなあ…」と一人ごちると、なぞのマスクを被って日本武道館の方向に自転車で走り去った。