ソフトバンクを退団して巨人に移籍した松田宣浩内野手(39)が17日、大分・津久見市で開催された亜大OBによる野球教室に参加した。大分県内の小学生386人に、何度もおなじみの熱男ポーズを繰り出して熱血始動。この日は、巨人のユニホーム姿を初披露して、大きな注目を浴びた。

 視線を独り占めにした。「初めてジャイアンツのユニホームを披露して、うれしかったです。野球少年のように新たな気持ちで野球教室をやりましたけど、ワクワクした気持ちでできました。この年になって、その気持ちが一番大事なことだなと改めて気づきました。見えない力というか、これまでやってきたことプラス、また新たな力が出るんじゃないかなって思いました」。新たな戦闘服に身を包み、熱男らしい所信表明だった。

 くもり空で気温が10度にも満たない寒さの中、体を震わせながらも約2時間、一人だけ一度も上着を着ることはなかった。「流儀とかじゃないですが、普通に今日初めて着させていただいたので、隠す必要はないと思った。今日しか来られない、見られない人もいるので、そういう意味で寒かったけど、ユニホームの上に上着を着ようという気持ちはなかったです」。鼻をすすりながら、視線の先にDeNAからソフトバンクにFA移籍したパーカー姿の嶺井博希捕手(31)を見つけると「何しとるんや、嶺井は…。なんで(この日初披露したソフトバンクの)ユニホームの上から着とるんや!」とダメ出しするほどだった。

 ソフトバンクの後輩・東浜らからは「黄色からオレンジ、全く違いますねと。似合ってますねと言ってもらいました」と照れ笑いを浮かべた松田。それでも、すぐさま「似合ってるだけじゃダメなんで。うれしいだけじゃダメなんで。野球選手は結果として、形としていいものを残さないといけない」と、通算301本塁打のプライドをのぞかせた。来季プロ18年目を迎える〝巨人の松田〟。すでに闘志は熱く燃えたぎっている。