韓国メディアがカタールW杯でアフリカ勢初の4強に進出して旋風を巻き起こしているモロッコ代表を、2002年日韓W杯で躍進した同国の代表チームに重ね合わせて大々的に特集した。

 今大会では強豪を次々と撃破して4強に進出したモロッコが大きな話題となっているが、韓国メディアもその快進撃に熱視線を注いでいる。

「スポーツ韓国」は「すでに神話の主人公となっているモロッコから2002年の韓国が見える」と題して特集を展開。「ポゼッションに固執してプレーするのではなく、瞬間的なプレスとボール奪取後に素早く相手ゴールまで前進していくサッカーのスタイル、不利な下馬評を毎回ひっくり返して欧州の強豪たちを次々とひざまずかせたことは、いずれも2002年日韓W杯における韓国代表と同じだ」とその共通点を分析した。

 さらに「破った相手の中にポルトガルやスペインがいて、欧州や南米以外の大陸で4強の伝説を成し遂げるなど数多くの共通点がある」と力説。そして同メディアが最も重要な点として強調するのが〝ハングリー精神〟だ。

「何よりも似ているのは、どんなに勝ち進んでも安住しないということだ。日韓W杯で韓国を率いたヒディンク監督は決勝トーナメント1回戦のイタリア戦で延長戦の末にFW安貞桓のゴールで勝利した後に『私はまだハングリーだ』という言葉を残した。そして20年の時が過ぎた今年のカタールW杯で一人の男が同じ言葉を繰り返す。それはモロッコのレグラギ監督だ。準決勝を前に『我々はまだまだハングリーだ』と同じ状況で同じ言葉を吐露した」。

 モロッコと韓国の類似性に同国内でも関心が高まっているようで、最後には「莫大な神話を描き出したモロッコ。彼らのカタールでの物語は、20年前に世界を覆った〝赤い波〟と非常に似ているのだった」と同メディアは締めくくった。