来年1月の第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を前に、連覇を目指す青学大の原晋監督(55)が〝山〟の展望を語った。

 15日に同大青山キャンパスで行われた壮行会に出席し、数々のドラマを生み出してきた山上り(5区)、山下り(6区)の人選に言及。「現状5区は前回走った若林宏樹(2年)、脇田幸太朗(4年)、黒田朝日(1年)、誰を走らせても1時間11分台で走れる走力は十分にある。条件が良ければ1時間10分を切れる可能性もある3人だと思う」と手応えを口にした。

 山下りにも自信を持っており「下りと言っても序盤は上りなので。若林、脇田、西川魁星(4年)が上りも下りも走れる。1人に頼るのではなくて、候補者がずらりと並んでいる。山上り、山下りでも(選手層に)厚みがあるのが今回の青山学院の特徴かなという風に思う。慎重かつ大胆に起用していきたい」と話すなど、充実ぶりをうかがわせた。

 ただ、山には魔物が住んでいる。第97回大会は、竹石尚人(当時4年)が万全な状態だったのにもかかわらず、大ブレーキとなった。指揮官は「何が起こるか分からないので、十分に注意したい」と気を引き締めた上で、今大会の作戦名「ピース大作戦」にちなみ「アンカーは2連覇を示すピースサインで優勝のゴールテープを切ってほしい」と声を大にした。

 現時点ではチーム史上初の3冠を目指す駒大が本命と言われている。しかし、名将は着々と頂点取りの準備を進めているようだ。