〝2強対決〟の行方は? 来年1月の第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を前に、日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏(66)がレースを占った。

 今季は駒大がエースの田沢廉(4年)を筆頭に鈴木芽吹(3年)、佐藤圭太(1年)など各学年に好選手を擁し、出雲駅伝と全日本大学駅伝で圧巻の強さを見せて優勝。チーム史上初の3冠を目指す箱根駅伝でも本命視されている。瀬古氏も「やっぱり駒沢が一つ抜けてるかな。田沢くんという核がいるからチームがうまく回っているよね」と高評価を下した。

 ただ、フタを開けてみないと分からないのが勝負の世界だ。対抗馬と目される前回覇者の青学大について「とにかく前回みたいに簡単にはいかない」とした上で、独自の視点でポイントを分析。「青学大は、できれば往路で勝っておきたいが、駒大に負けたとしても1分差以内にしておく必要があると思う。やっぱり上り(5区)が大事になってくるのでは。まだ勝負が決まっているわけでもないし、山でどういうアクシデントが起きるかわからない」との見方を示した。

 10日の登録選手発表で駒大は前回5区4位の金子伊吹(3年)、青学大は同区3位の若林宏樹(2年)と、山上りで結果を残した実力者を16人のメンバーに選出。区間配置は現時点で未定だが、瀬古氏の指摘通り、山上りが〝2強〟の運命を左右するカギとなりそうだ。