【FIFAワールドカップ】決勝トーナメント準々決勝で、クロアチアとのPK戦の末に敗れたブラジルに対し、エースFWネイマール(パリ・サンジェルマン)がPKキッカーを務めなかったことに、非難が殺到している。
6度目の優勝を目指すブラジルは前回準優勝のクロアチアと対戦し、延長1―1の末PK戦に突入。ブラジル1番手のFWロドリゴ(レアル・マドリード)が相手GKドミニク・リバコビッチ(ディナモ・ザグレブ)に止められるなどし、2―4で敗れ2大会ぶりの4強進出を逃した。
自身3度目のW杯で初タイトルを目指していたネイマールは敗戦後、号泣。一方で、なぜPKがうまいネイマールが蹴らなかったのか、と批判が関係者やネット上であふれている。
英「テレグラフ」などによると、BBCで解説を務めた元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン氏は「彼らは完全に異なったアプローチをしていた。最近は、最高のPKキッカーが最初のキックを蹴っている。5本目のPKを蹴るために引き止めてはいけない。僕にとっては、ネイマールが一番のPKキッカーだよ。緊張を解いて、みんなを落ち着かせないと」とブラジル側の判断を批判。「延長戦の終了間際のクロアチアのゴールで流れが変わった。ブラジル人選手であれば、怖くなる。バランスをとる時間がないから、より緊張するんだから」と相手に流れがいきかけた時こそ、エースのネイマールを最初に蹴らせなかったことはおかしいと語った。
また、同メディアによると、ブラジル紙「O Estado de S.Paulo」も「ネイマールはブラジルチームの中で最高のPKキッカーだ。では、なぜ彼はクロアチア戦のPK戦を(最初に)開かなかったのか。彼はフィールドにいた。外す可能性はもちろんあり得る。しかし、サッカーでも人生でも、シンプルで論理的なことをすれば結果が出ることは多いのだ」と選択を非難している。
ネット上でもエース温存のやり方に疑問の声があがり、英「サン」は「ネイマールは、ブラジルに勝利をもたらす重要なPKを決めた男として、栄光を手に入れたかったのだろう」と〝おいしいところ取り〟のために5番目となったと皮肉まじりに理由を推測した。
強心臓にしかできない技ありのコロコロPKでも知られるネイマール。確かに、1番手で蹴っていれば…と思うのは仕方がなさそうだ。










