【FIFAワールドカップ】カタールW杯で森保ジャパンの決勝トーナメント進出に大きく貢献した主将のDF吉田麻也(34=シャルケ)は、随所で妥協なき姿勢を示してきた。
吉田はスパイクのアッパーの部分に5種類の軽量な素材を重ね、軽さとフィット感を両立させたミズノ社「MIZUNO α(ミズノ アルファ)」シリーズを使用。基本的にほぼ市販品と変わらないものを履いているが〝フィット感〟には強いこだわりを持っているという。
同社で開発に携わった富田壮氏によると、最初のサンプルを持っていった際に「今(当時)のモデルに比べても、少しフィット感が足りない気がしますね」と指摘を受け、何度もコミュニケーションを重ねながら修正。「アッパーの下から2層目にあるスポンジの厚みを調整しました。スポンジをアッパーの全面に入れるのではなくて、フレームの上に重ねてくり抜いて入れるようにしました」(富田氏)。スパイクはピッチに持っていける数少ない相棒だからこそ、納得がいくまで試行錯誤を繰り返した。
この姿勢は自身の体調管理にも貫かれている。富田氏は「吉田選手は本当に前後の準備をしている選手だなと思います。10月の欧州遠征に行かせていただいて、いつも就寝前のリカバリーや次の日に向けた準備をしていました」と証言。飲み水など、口に入れるものにも気を配っており「サッカー選手として当たり前のことを当たり前にやられている点は、本当にプロフェッショナルだなと思います」と印象を語った。
今大会の1次リーグでは格上のドイツ、スペインを撃破。目標とする「ベスト8」まであと1勝に迫った。悲願達成に向けて、吉田は「自分たちの目標は次に勝つこと。もっともっとみんなでサッカーを楽しくやりたい。代表として戦える喜びをかみしめて、もっともっと上に行きたい」と気合十分。決勝トーナメント初戦のクロアチア戦でも、リーダーとして森保ジャパンをけん引する。












