立川競輪のFⅡ「東京スポーツ杯」が2日、開幕する。初日の特選12Rは埼京勢と南関勢が3人ずつ。単騎で挑むのが福井の新星・上杉嘉槻(24=福井)だ。
1日の前検日の早朝に来年1月のあっせんが発表された。上杉のもとには「和歌山グランプリ、来てました」といきなり近畿地区の記念あっせんが入っていた。年始の高松(3~5日)でS級デビュー、そして12~15日に和歌山記念でGⅢに初参戦と意気上がる。
「和歌山でブレークできるか、落ちていくか、大事だと思うんです。最低でも準決に上がれるように…」
緊張感を漂わせつつ、この先を思う。いつかは「脇本さんの前で…」と力を込める。福井が生んだ日本の英雄・脇本雄太(33=福井)に憧れ、身もだえる。ただし、その道が容易でないことも分かっている。
「脇本さんは今、前を任せられるのは寺崎(浩平)しかいない、とおっしゃっています。自分が任せてもらえるためには、それなりの走りをしていかないといけないんです。ただ、今の自分にはメンタルが足りない」
遠い存在だが、共通するものは持っている。上杉は今、「シダとヤマネには負けたくない!」と燃えるものがある。119期の同期生で、志田龍星(25=岐阜)と山根将太(25=岡山)という大卒組のライバルたちが先にS級で活躍している。
むきだしの闘争心は、現在の脇本の強さを築いたものと同じ色をしている。〝ネクストワッキー〟。脇本に近づくこと、追い越すことは、非常に困難だが、ハナからあきらめる理由はどこにもない。












