ボートレース徳山のプレミアムGⅠ「第40回レディースチャンピオン」は9日、4日目が行われた。

 後輩レーサーの拍手喝采を浴びながら、左手を高々と上げて貫禄タップリに立ち去る寺田千恵――。この日の9Rのレース後のシーンだ。このレースでは2周目のホームで3号艇・山本梨菜が消波装置に接触し、大きくバランスを崩して失速。後続の寺田の進路をふさぐ形になったが、寺田が瞬時のハンドルさばきで回避。そのまま激突していれば大きな事故になりかねないヒヤッとする場面だっただけに、寺田の超ファインプレーだ。

 寺田がピットに帰投すると、選手が囲んでファインプレーを称賛する拍手。その拍手が鳴り止まない中、颯爽とロッカールームに向かった。寺田も「肝を冷やしました。大きな事故にならなくて良かった。ケガをさせるわけにはいかないからね」と、ホッと胸をなで下ろしていた。