富山競輪GⅡ「第42回共同通信社杯競輪」は21日に最終日を行い、決勝は吉田拓矢の先行を番手まくりした佐々木悠葵(31=群馬)がビッグレース初優勝を飾った。優勝賞金3390万円を獲得し、今年の賞金ランキングは7位に浮上。初のグランプリ出場も視野に入ってきた。売り上げは81億9895万5500円で、目標の80億円をクリアした。

胴上げされる佐々木悠葵
胴上げされる佐々木悠葵

 関東の先頭で奮戦してきた荒武者に、春が訪れた。決勝は吉田拓矢が先頭を願い出たことで「気持ちに応えないといけない」と身震いした。作戦会議でも「ヨシタクが話していた通り」というように、吉田の読みの中の流れで、かつポイントを逃さない鋭い仕掛けに付いていった。

「準決でサドルが壊れたこともあって、本調子ではなかった。それに勝てるなんて思わないくらいのメンバーの激戦だったので、勝ててビックリしています。番手から出る前に脚がいっぱいだったし、早くゴール来てくれと思ってました」

 必死につかんだ1着ゴールはGⅡ初優勝であり、グランプリ出場に大きく前進するものとなった。「グランプリは夢のまた夢だったけど、現実味が出てきた」。ここからは前進あるのみ。その戦いは、8月に結婚を発表したタレントの天木じゅんと2人での歩みになる。

佐々木悠葵の妻・天木じゅん
佐々木悠葵の妻・天木じゅん

 出発前には「寂しがり屋なので、行ってほしくなさそうな感じで『頑張って』と言われました。泣いて喜んでくれていると思います」という妻に朗報を届ける事もまた大きな喜びだ。

 吉田、そして真杉匠はグランプリ出場が決定的で、関東ラインの歩みも加速する。「これからさらに厳しい戦いになると思う。またしっかり練習して」。31歳になり「練習すると回復が遅い」と年齢を感じることもあるようだが、この優勝がすべてを打ち消し、さらなる高みへと引き上げていく。