岸田文雄首相(65)は30日の参院予算委員会で、自民党の薗浦健太郎衆議院議員(50)への疑惑の対応に追われた。

 新たなスキャンダルは薗浦氏の事務所が、政治資金パーティーで得た収入4000万円を国会議員に義務付けられる収支報告書に記載しなかった疑いが持たれたこと。

 東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いがあるとして、薗浦氏の公設秘書から任意で事情を聴いている。

「公設秘書は会計責任者です。地検の調べに『薗浦議員に事前に報告していた』という趣旨の話をしています」(永田町関係者)

 渦中の薗浦氏はこの日、衆議院会館で取材に応じ「僕自身がチェックが不十分だった。いわゆる過少申告という認識が僕にはなかった」と釈明。秘書からの事前報告については「そういうのはないです」と供述の食い違いを示した。

 薗浦氏は千葉5区選出で当選5回。安倍内閣で首相補佐官を務めた経験がある。

 岸田首相は同委員会で「実態把握をしなければなりません。この実態につきまして、説明を受けなければならないと考えています」とした上で「(自民)党に対しても(実態把握の)指示を出したいと思います」とした。

 秋葉賢也復興相に続く、薗浦氏の〝政治とカネ〟の問題について永田町関係者は「岸田首相に取って逆風が吹き荒れています。いつ収まるのか…」と指摘した。