逆転Vなるか――。大相撲九州場所14日目(26日、福岡国際センター)、大関貴景勝(26=常盤山)が幕内王鵬(22=大嶽)を押し出して3敗(11勝)を死守。「昭和の大横綱」大鵬を祖父に持ち、母校・埼玉栄高の後輩で自身の付け人を務めたこともある相手に力の差を見せつけた。取組後は「(相手との関係は)勝負にはまったく関係ないので、いつも通り準備だけしっかりやりました」と淡々と振り返った。
今場所は両ヒザの手術を受けた横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が不在。大関を務める正代(時津風)はすでに負け越しが決まり、来年1月の初場所(東京・両国国技館)では関脇に陥落することになった。
そうした中で貴景勝は、5日目までに2敗しながらも星を積み重ね、V争いトップの幕内高安(32=田子ノ浦)に1差で追走したまま27日の千秋楽を迎える。本割は関脇若隆景(荒汐)との対戦が組まれた。
過去2回の優勝は2018年11月の九州場所、コロナ禍で東京開催だった20年11月場所。〝2年周期〟のチャンスが巡ってきたが、大関自身は「一日一番、それだけ考えているので、あまり全体的なことは考えられない。明日、千秋楽なので、また準備して一生懸命やりたい」と冷静に話す。看板力士として最後まで全力を尽くすつもりだ。











