広島の新井貴浩監督(45)が24日にマツダスタジアムを訪れ、前日23日にカタールW杯の1次リーグ初戦でドイツに勝利したサッカー日本代表「森保ジャパン」に大きな刺激を受けたと話した。

 サッカーに「そんなに(造詣は)深くない」という新井監督。ただ、日本代表の指揮を執る森保一監督(54)とは、広島の元監督・野村謙二郎氏(56)とのつながりで「何度かお会いしたことがある」と明かす。

 そんな指揮官は今大会の前後では「見方が変わった」という。日本代表は途中出場した堂安と浅野のゴールで優勝候補から大金星を奪ったが、新井監督は「野球で言えば代打で行った選手が同点打を打って。また(その)後から行った選手がね。決勝ゴールの浅野(拓磨)選手もそうだったでしょう」と熱量を込めた。

 そして「やっぱりあの守備ですよね。後から行った選手が同点打、決勝打を打ったけど、そこまで投手陣がしっかり最少失点で守っていた。そういう見方をしてた」と続け「ちょっと野球とダブらせて(見ていた)」と指揮官目線で観戦していたという。

 秋季キャンプで始動した新人監督は「今まではモデルと俳優をやっていたから、イチファンとしてスポーツを応援していたけど」との前振り後に「どうしても(監督に)職業が変わったので、そういう見方になってしまう」と来年の初陣をイメージして想像をめぐらせていた。