元WWE戦士のKAIRI(34)が、新設された「IWGP女子王座」の初代王者に輝いた。

 新日本プロレスとスターダムの合同興行「Histric X―оver」(20日、東京・有明アリーナ)メインで行われた、「初代王座決定トーナメント」決勝戦で〝アイコン〟岩谷麻優(29)と対戦。

 握手でスタートした運命の決戦は、死闘となった。序盤、岩谷にトぺ・スイシーダから顔面へのドロップキックを食らい、悔しげな表情を浮かべた。さらに、前夜の上谷沙弥とのワンダー王座で痛めた右腕に集中攻撃を浴び、苦しい展開を強いらえれる。

 それでも、ベルトへの執念で強烈なチョップを叩き込み、花道に連れていくと全力疾走のエルボーアタックをお見舞いした。

 終盤にも意地の猛攻撃を受け、ドラゴンスープレックス2連発を決められピンチに迎える。それでも、意地で立ち上がったKAIRIはバックブローを決め、最後は必殺のダイビングエルボーで執念の3カウントを奪った。

 金色に輝くベルトを腰に巻いたKAIRIは「今日、大好きな麻優さんと、勝ち負けを超える試合ができたと思っています」と涙ぐみながら振り返りつつ「このベルトに今日、命が吹き込まれました。次、できれば1・4東京ドームで試合をさせていただけたらと思います」と新日本プロレスのビッグマッチでのV1戦を希望した。

 さらに「この生まれたてのピカピカのベルトに挑戦したい子はいるんだろうか?」と呼びかけると、ステージに登場した中野たむが「1・4での超刺激的な挑戦者、ここにいるよ。1・4東京ドームであなたのそのベルトを奪うのはこの私、中野たむだ! KAIRI、どうかな?」と挑戦表明。

 すると新王者も「見た目の割に、いいハート持ってそうじゃん」と応じ「絶対、いい試合にしたいと思うのでお楽しみに」と7102人(主催者発表)の観衆で埋まった会場に呼びかけた。

 最後は「やりたい締めがある」とし、10月1日に死去した初代「IWGP」王者、アントニオを猪木さんの「1、2、3、ダーッ!」の掛け声で合同興行を締めくくった。