日本サッカー協会の田嶋幸三会長が4日に都内で取材に応じ、カタールW杯(11月20日開幕)を目前にして森保ジャパンで負傷者が続出している現状を危惧した。

 W杯に臨む日本代表メンバーでは、DF中山雄太(ハダースフィールド)が右足アキレス腱損傷でクラブからW杯欠場が発表され、DF冨安健洋(アーセナル)が3日の欧州リーグ(EL)で右太もも裏付近を負傷。MF守田英正(スポルティング)も左ふくらはぎを負傷するなど〝野戦病院〟と化しつつある。

 そうした状況を受けて田嶋会長は「ケガを一番心配している。中山雄太くんはどうなのか、公式な情報は聞いていないので。冨安もケガして、守田もというところ」と不安視。「差し替えや交代はできることになっているが、選手にとって(W杯に)出場する機会があることはサッカー選手にとって一生のことであり、ケガした選手の気持ちを考えると痛い」と厳しい表情で語った。

 今回のW杯は通常とは異なり、欧州ではシーズン真っただ中。「シーズン最後でも(ケガは)起こり得るが(開幕まで)1か月ある。今回は1~2週間しかない。そういう意味ではシーズン途中でやる難しさを改めて感じている」と指摘した。

 ただ、負傷者が続出しても動じることはなく「それは各国みんな同じようなことがあるわけで。日本だけではないので、しっかり対処していく。まさにそれが総合力だと思っている」と強気。森保ジャパンの選手層の厚さを信頼しており、故障禍を乗り越えたの躍進に期待を寄せた。