巨人の秋季練習は13日で第1クールを終了した。

 10日からジャイアンツ球場で始まった練習は、日によって種類は異なるものの、体力を強化するメニューのオンパレード。20分間走や四股踏みに縄跳びなどなど…。まさに鍛錬の毎日となり、原辰徳監督(64)は「やっぱり一人ひとりがまず意識を持たないとね。最初のウォームアップのユニホームを着ていない1時間というものも非常に貴重」と一定の充実感をにじませた。

 秋広優人内野手(20)ら若手たちは、宮崎で行われているフェニックスリーグに参戦中。そんな中で、この日からは香月一也内野手(26)が合流した。

 指揮官は「香月、広岡、北村。この辺は、このままで終わるのか、ここからジャンプできるのかという非常に重要なところ。ウチの中では彼らも若手。それほどの実績があるわけではない」としたうえで「期待したいよね」と続けた。

 香月は昨年9月に左肩を脱臼して手術。今年3月に育成契約から支配下に復帰したが、今季は出場15試合にとどまり、打率2割、0本塁打、2打点だった。

 広岡大志内野手(25)は不動の遊撃手・坂本がたび重なる故障に見舞われ、レギュラー取りのビッグチャンスだったが、5失策を犯し、打率も1割8分にとどまった。

 北村拓己内野手(27)も伸び悩み、33試合で1割7分3厘。チーム強化には20代中盤の層のレベルアップが欠かせない。

 原監督は今クール中、広岡に対して熱心に打撃の助言を送る場面もあった。

「みんなが才能があると思っている人だからね。『一点だけ考えよう』って言った。バットをとになくしならせるという。しならせて打つ。そうしたら構えだって、こう(力みすぎた握り)なりゃせんだろうと。しならせてボールを飛ばす。その意識だけ」

 広岡など名前を挙げられた3選手は、来季こそ飛躍の年にできるのか?